日本にどこまで定着しているのか今ひとつ疑問の残るハロウィン。私が子どものころはハロウィンのハの字も聞いたことがなかったので、未だにクリスマスと比較してみてその定着度の開きに雲泥の差を感じているのですが、我が家の子どもたちはそうでもないようなのです。
娘が仲のいい友達から誘われて、ハロウィンの仮装をしていくつかの家庭をまわってお菓子をもらいにいくと言っていました。そこで、安物で済ませはしましたが、一応は魔女っぽい衣装も用意して、下の息子と一緒に、同じクラスの友達と一緒に出かけて行きました。
その間に我が家では、小さな袋にお菓子をいくつか詰めて待機。
まもなく我が家のインターホンが鳴り、「Trick or treat」という声が聞こえてきました。
イタズラされてはかなわないので、お菓子を三人の子に持たせてあげましたが、後で聞いてみたら、お菓子がもらえたのは我が家だけだったんだそうです。一緒にいた友達の家では両親とも不在で、他に参加する予定だった子はそのイベントそのものをもう忘れていて不参加。訪ねることのできる家庭が我が家だけだったというわけです。まさか、まったく関係ない家を訪問するわけには行かないですからね。
500近い世帯の入居している私たちの住むマンションで手当たり次第に「Trick or treat」とやってたら、それだけで丸一日かかってしまいます。
結局尻すぼみに終わってしまった我が家の初めてのハロウィン。日本にどこまで定着しているのかと疑問に思うのも無理はないというものです。日本のお国柄では、こんなものなのかもしれません。