iOS7のフラットデザインについて考察 - メタファからの変更

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iPhone/iPadで次期OSのiOS7(2013年9月中旬ごろ?)から導入されるUIデザインのフラットデザイン。これまでのメタファデザインから脱却してフラットデザインを取り入れた理由はなんだろうか。
以下「メタファとは?」というところからまとめてみた。

メタファとは、現実世界をモデルにした比喩表現

現実世界にある機械のボタンやノートや本のページといったものがコンピュータ上でも表現されている。 日常生活との融合ともいえる。そのため、コンピュータに弱い人でも入りやすいUIである。
ユーザが機能を類推可能とする。

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○メタファに対して、フラットデザイン

Windows8やiOS7からフラットデザイン化。メタファでは、日常生活の比喩表現であるため、日常生活にあるものが元で表現する、ということであり、日常生活にありえないことの場合、メタファでは表現不可能であるということ。そのためコンピュータらしさ、コンピュータであるからできるというようにするため、メタファから脱却しよりコンピュータらしくフラットデザインと進化したのである。

○フラットデザインの神髄は、コンピュータの性能やデバイスの性質を活かして自由にデザインする世界。
ただし、何でも自由すぎてなにがなんだかわからないのではダメ。
人間の知覚や認知、身体性が設計上の制約になる。
人間の特性とデバイスの特性の相互理解により新たなデザインが生まれる。新たなものが生まれ、蓄積されることで世界(ルール)が生まれ、
次第に直感的に利用できるようになる。

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○定義力とプロモーションが必須

新たなデザインを生み出し、蓄積させるには、その定義力とプロモーションが必須であることがいえる。メタファでは日常生活になじむもので、使いやすいが、新たなもののため、プロモーションすることが必要。動画で説明ももちろん、
デモンストレーションが必要。定義力とは、問題とその解決の明瞭さ。どのように問題解決し楽しむのかというデモンストレーションが最重要と考える。

参考:WEB+DB PRESS Vol.76より

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