人は「できる」からといって「やる」にいたるとは限らない

システム化、サービス化など、コンピュータを導入、もしくはさらに改善する場合、また、iPhoneアプリにおいても同様ですが、システムの設計において重要なことは、インタラクションデザインです。

インタラクションデザイン

情報処理を勉強していると「問題解決」という言葉をよく聞くと思います。その問題解決を行う技法というものも多種あります。

問題解決とは何か

人間が問題だと思っていること=「問題」です。それを解決するので、問題解決です。
ここが真髄でありこのことを意識して設計することが重要です。画面、見た目のデザインもここが重要です。

手作業で
1→2→3→4→5
と順番に作業していたものを
1→5
として
2→3→4
をコンピュータに処理させてしまう。

これが基本的な設計思想です。

よくあるダメなケースとしては、
2→3→4をシステム化するにあたって、そのシステムへ導入するべく「2’」へ変換し、出てきたデータを「4’」に変換
1→2’→(2→3→4)→4’→5
という流れになることです。

ここにインタラクションデザインが必要になるわけです。

利用するのは人間です。人がどれだけ手間と感じないか。
このシステムは「○○ができます」といっても、実際に「やる(使う)」とは限りません。
いまの作業の手間が省かれ、便利になってこそです。そのシステム導入することでやることが増えた、覚えることが増えたとなっては意味がありません。

iPhoneアプリについても同様だと考えれます。「○○ができるアプリ」とは、ユーザがどれだけ作業を省けるか、簡単に操作できるか(体験させること)が重要ということです。

「機能が多く、あれもこれもできるアプリ」と聞けば、すごく優秀なアプリで○○が実現できそう!と思ってしまうかもしれません。そのアプリを実際に使ってみると、ユーザはなにをすれば目的が達成(問題が解決)できるのだろうか、迷ってしまうかもしれません。機能が多すぎたためです。それよりかはシンプルで簡単に目的が達成できたほうがどんなにユーザにとって便利でしょうか。

見た目のデザインも重要ですが、ユーザの行動もデザインしてあげるとが大事です。

そういったコンセプトで作成したアプリがこちら。

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カテゴリ: 写真/ビデオ
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