サッカー日本代表の長期的な戦略目標は間違いなくワールドカップ優勝だと思いますが、
短期的な目標は
W杯ベスト8だと思っています。
そしてそれを数大会継続的に達成し、シード国になることが中期的な目標になるのではと推測しています。
W杯では、
第1次ラウンド(グループリーグ、以下GL)は8つのグループに別れ、
それぞれ上位2ヶ国が第2次ラウンドへ進出します。
その際、どのグループにも必ずシード国が入るか、開催国が入ります。
このシード国というのが超一流のとんでもない国ばかりで、
そうそうに勝てる相手ではありません。
GLで1位通過する場合には必ず勝たなければならない相手になります。
また、GLでシード国に引き分けか負けてGLを2位通過した場合、
第2次ラウンド(決勝トーナメント)の1回戦はおそらく別のGLの1位の国で、
かなりの確率でシード国と戦う事になります。
つまり、
ベスト8とは、シード国を倒す事がほぼ絶対的な条件になるのです。
ベスト16までは、GLの対戦国との相性次第で2位通過は現実的に考えられますが、
ベスト8となると、まるで意味が違ってきます。
逆にシード国は、シード国同士の戦いになるであろう準々決勝(ベスト8)からどのように戦うのかを
考えている事だと思います。
日本代表は、まだそのベスト8以降の戦略を考える時期ではありません。
さて、問題はベスト8という戦略目標に対してどのような準備をして
対戦国より有利な状況にし、
また、どのような戦術を取るべきか、
というところですね。