Office365へWindows Power Shellから接続し、コマンドラインで実行可能日する方法。
アクセス権の設定など一気に行いたい場合は、テキストで作成して一気に実行できるので便利です。
手順のメモです
Windows Power Shellを管理者として実行
Power Shellを右クリックすると「管理者として実行」とあるのでそれです。
[code]$UserCredential = Get-Credential[/code]
認証情報を求めれられるのでOffice365へのアカウント情報を入力します。(管理者権限のあるアカウント)
[code]$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://outlook.office365.com/powershell-liveid/ -Credential $UserCredential -Authentication Basic -AllowRedirection[/code]
[code]Import-PSSession $Session[/code]
[code]Set-ExecutionPolicy RemoteSigned[/code]
動作確認です。
以上でエラーが出ていなければ問題なくコマンド実行できます。
以下参考資料
■ PowerShell 導入について
1. PowerShell 初期導入手順
Title : Office 365 リモート PowerShell の構成手順 (Exchange Online)
URL : http://community.office365.com/ja-jp/f/333/t/315288.aspx
2. リモート PowerShell による Exchange への接続
URL : https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/jj984289(v=exchg.150).aspx
■ユーザーに対し [参照者(Reviewer)] 権限を付与する
[構文]
[code]Add-MailboxFolderPermission -Identity "<アクセス権の付与元のユーザーのメールアドレス>:\予定表" -User "<アクセス権の付与先のユーザーのメールアドレス>" -AccessRights <アクセス権限の種類>[/code]
[実行例]
[code]Add-MailboxFolderPermission -Identity "UserA@contoso.com:\予定表" -User "UserB@contoso.com" -AccessRights Reviewer[/code]
※上記のコマンドレットを実行した際にエラーが表示される場合がございます。
[エラーメッセージ]
‘UserA:\予定表’ が見つからなかったため、操作を実行できませんでした。というエラーが発生した場合は、コマンドレット内の 予定表
部分を Calendar に変更して実行します。
※すでにアクセス権限が付与されている場合は冒頭の [Add] を [Set] に変更して実行します。
■すべてのユーザーに対し [参照者(Reviewer)] 権限を付与する
[構文]
[code]Set-MailboxFolderPermission -Identity "<対象のユーザーのメールアドレス>:\予定表" -User "既定" -AccessRights <アクセス権限の種類[/code]
[実行例]
[code]Set-MailboxFolderPermission -Identity "UserA@contoso.com:\予定表" -User "既定" -AccessRights Editor[/code]
■設定したアクセス権限を確認する
[構文]
[code]Get-MailboxFolderPermission -Identity "<対象のユーザーのメールアドレス>:\予定表" | fl User,Accessrights[/code]
[実行例]
[code]Get-MailboxFolderPermission -Identity "UserA@contoso.com:\予定表" | fl User,Accessrights[/code]
■参考情報
アクセス権限の種類
- Owner (所有者) :
CreateItems、ReadItems、CreateSubfolders、FolderOwner、FolderContact、FolderVisible、EditOwnedItems、EditAllItems、DeleteOwnedItems、DeleteAllItems - PublishingEditor (発行編集者) :
CreateItems、ReadItems、CreateSubfolders、FolderVisible、EditOwnedItems、EditAllItems、DeleteOwnedItems、DeleteAllItems - Editor (編集者) :
CreateItems、ReadItems、FolderVisible、EditOwnedItems、EditAllItems、DeleteOwnedItems、DeleteAllItems - PublishingAuthor (発行作成者) :
CreateItems、ReadItems、CreateSubfolders、FolderVisible、EditOwnedItems、DeleteOwnedItems - Author (作成者) :
CreateItems、ReadItems、FolderVisible、EditOwnedItems、DeleteOwnedItems - NonEditingAuthor (非編集作成者) : CreateItems、ReadItems、FolderVisible
- Contributor (寄稿者) : CreateItems、FolderVisible
- Reviewer (参照者) : ReadItems、FolderVisible
- None (なし) : FolderVisible
- LimitedDetails (詳細情報の一部) : 空き時間情報、件名、場所
(予定表共有の場合のみ、予定表イベントの空き時間情報、件名、および場所の参照) - AvailabilityOnly (空き時間情報のみ) : 空き時間情報 (予定表共有の場合のみ、予定表イベントの空き時間情報の参照)
各 [アクセス許可] に付与されている動作の詳細は、以下の通りとなります。
- ReadItems: ユーザーは指定されたフォルダー内のアイテムを読み取る権限を持っています。
- CreateItems: ユーザーは指定されたフォルダー内にアイテムを作成する権限を持っています。
- EditOwnedItems: ユーザーは指定されたフォルダーで自分が所有するアイテムを編集する権限を持っています。
- DeleteOwnedItems: ユーザーは指定されたフォルダーで自分が所有するアイテムを削除する権限を持っています。
- EditAllItems: ユーザーは指定されたフォルダーのすべてのアイテムを編集する権限を持っています。
- DeleteAllItems: ユーザーは指定されたフォルダーのすべてのアイテムを削除する権限を持っています。
- CreateSubfolders: ユーザーは指定されたフォルダーにサブフォルダーを作成する権限を持っています。
- FolderOwner: ユーザーは指定されたフォルダーの所有者です。
ユーザーは、フォルダーを表示および移動し、サブフォルダーを作成する権限を持っています。
ユーザーは、アイテムの読み取り、編集、削除、または作成は行えません。 - FolderContact: ユーザーは指定したパブリック フォルダーの連絡先です。
- FolderVisible: ユーザーは指定されたフォルダーを表示できますが、指定したパブリックフォルダー内のアイテムの読み取りまたは編集は行えません。